新規事業研究会 月例研究会講演要旨

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  • 講演:「日本における環境問題の実状」玉川徹氏(東芝 環境推進本部 技監)

  • 講演日:平成11年5月8日(土)於て 東工大(大岡山) 百年記念館

  • 講演要旨:東工大で講演済みの内容について、豊富なOHP(60枚以上?)を使用されて解説された。環境問題全般の理解の仕方から、問題点の把握、産業界の現状、そして未来技術まで幅広くマクロな観点から説明された。特記事項としては下記の通り。
    「環境学」という新規な学問分野の提唱・歴史的に環境問題は江戸時代にさかのぼれること・歴史区分として第一期:明治初年〜1900年、第二期:1900年〜第一次世界大戦 第三期:第一次世界大戦〜1945年 第四期:1945年〜1965年第五期:1965〜1975年 第六期:1975年〜現代と区分され、1970年代から国際的に環境問題が深刻になっている。さらに世界人口のAD世紀から2000年にわたる長期的変化、地球の平均気温の推移などマクロ的な数値を多数紹介された。(文責 新規事業研究会 理事 野条 靖雄)

  • 配布資料:東芝レビュー


  • 講演:「米国におけるベンチャー企業の立ち上げ」杉山 正敏氏(宇宙環境工学研究所 技術顧問)

  • 講演日:平成11年5月8日(土)於て 東工大(大岡山) 百年記念館

  • 講演要旨:米国技術を日本に紹介する任をもった富士フィルム?の技術担当として、14年間、米国滞在。この体験をもとにした、ベンチャー立ち上げ時、そして誕生するまでのノウハウを含めた貴重な講演。ベンチャー立ち上げの背景として@法整備その他を含めた米国の経済情勢A社会環境の分析について述べられ、米国のベンチャーを取り巻く環境の特徴として、現金前払い、大企業のベンチャー製品の率先購入、起業家育成システムなど日本のそれらと比較して論じられた。最後に起業家支援セクターの紹介と以下の調査報告、書籍などが紹介された。 (文責 新規事業研究会 理事 野条 靖雄)

  • 配布資料:米国におけるベンチャー企業/Small Businessの立ち上げ


  • 講演:「柔軟動物と超音波モーター」前野 隆司氏(慶応義塾大学 理工学部 助教授 )

  • 講演日:平成11年5月8日(土)於て 東工大(大岡山) 百年記念館

  • 講演要旨:慶応大学の専任講師に就いた95年までの9年間、キャノンでカメラレンズに応用されている超音波モーターを研究された。84年東工大機械卒。「生き物に学ぶ視点をもつ」が研究モットー。ミミズの進み方とモーターの原理についてわかりやすく、かつ興味深く解説された。柔軟生物(へび、芋虫、ミミズ、アメーバなど)からなにを学ぶか、それぞれの行動の特徴の解説から始まり、複雑系科学と生き物との関連、生物と超音波モーターの運動パターンのアナロジー、超音波モーターの特徴、それを応用したキヤノンのカメラ製品の構造など基礎から実用化製品にいたるまでの話題について、終始参加者の興味を引く説明をされた。
    (文責 新規事業研究会 理事 野条 靖雄)

  • 配布資料:Boundary Vol.14 No.11(1998)前野「ミミズは波動を伝播しウニョウニョ進む」


  • 見学会:電子技術総合研究所(つくば市梅園)現地集合現地解散

  • 日時:平成11年6月11日(金)参加者31名
       
  • 研究所の概要:
    ・筑波地区の研究所 政府系約50機関、民間研究所約200 合計250機関あり。
    ・電子技術総合研究所の構成:研究員 530名、事務職100名 その他学生、企業、海外客員研究員合わせて約1000名。
    ・予算:約130億円。そのうち50億円は人件費。
    ・研究分野は,物理、エネルギー ,標準化 ,エネルギー ,情報 の4分野。 それぞれの分野毎にどういう研究が進められているか,ビデオによる説明を受けた。

  • 講演:太田公廣氏「21世紀の電子技術の展望について」
    【講演要旨】21世紀は超情報社会、情報主導社会の到来で、人々が文化を共有する。つまり、言葉、感覚の共有が進んで互いの意識の変化が生じるボーダレス社会である。情報を共有するためのハード・ソフトの中心はもちろんコンピュータ関連。その日本の普及率と欧米のそれとを比較しながら21世紀の展望を説明された。しかし、日本ではまだまだパソコンの使われ方が、所有台数の割合に対して少ないとの指摘。米国の1/10程度か。

  • 見学コース:
    ・スキンキャップ物理ラボ(赤外線集光結晶育成炉)
    ・核融合プラズマ技術ラボ(逆磁場ピンチ核融合プラズマ実験設備)
    ・陽電子利用物性研究ラボ(高強度陽電子ビーム施設)
    ・タスク指向ビジョンラボ(三次元視覚システム)
    ・マグネット応用ラボ(回転子マグネットの安定性評価)
    ・音響標準ラボ(無饗室・残響室)
  • 配布資料:電子技術総合研究所案内パンフレット
    (野条記)


  • 講演:「サッカーロボットとその産業・教育・エンターテイメントへの応用」
       松原 仁氏(電子技術総合研究所 知能情報部 主任研究官)

  • 講演日:平成11年7月10日(土)於て 東工大(大岡山) 百年記念館

  • 講演要旨:講演は、「RoboCupロボカップ」という聞きなれない名称説明から始まった。実ロボット、ソフトウエア・ロボットにサッカーをさせる試みのこと。すでに連盟の登録がされ、国際ロボカップ委員会のもとで、トーナメントや国際会議が開催されている。98/12時点で参加国は35ケ国、研究者の人口は推定で3000人、参加大学・研究機関数は120以上になっているという。最終目標が、2050年までに、公式ルールで人間のワールドカップチャンピオンと対戦し、勝つことにおかれている。人類を月に送り、安全に帰還させるというアポロ計画に類似の、夢のある目標設定によって、技術蓄積、大きな波及効果を促進させようというもの。コンピュータと人間との対決では、コンピュータチェスがよく知られている。このチェスとロボカップとの比較、この目標によって進歩する技術の内容、知的ロボットにより災害援助、NASAの宇宙探査など広範な技術の推進があることを説明された。講演後の質問では、開発のブレークスルー、飛び上がるロボットが作れるか、センサー、バッテリーの駆動時間の問題など、現実的な身近な疑問が出された。
    (文責 新規事業研究会 理事 野条 靖雄)

  • 配布資料:なし


  • 講演:「脳内物質からのセンサーと右脳の開発」近藤 慶之氏(信州大学 繊維学部 教授 )

  • 講演日:平成11年7月10日(土)於て 東工大(大岡山) 百年記念館

  • 講演要旨:講演は、講演は、研究室で開発された診断用センサーの解説と、一転して話題を変えた右脳活性化について終始ユーモア溢れる説明をされた。従来のセンサーである電位法、電流法は、pH電極、アンモニア電極、酵素電極を用いて間接的に酵素の活性を見るのに対して、開発された診断用センサーは、P-450自身が電子を受け取り、活性が発現することにより直接的にP−450の活性を見ることができるのを特徴とする。従来法では、1回の測定に1時間以上かかり、間接的に測定するためにサンプルの飽和酸素量や、温度などのファクターが大きく影響するなどの問題点があったが、これらを解決し現在企業化中とのことである。この改良方法について原理的な解析過程、装置の概要などを30枚近くの図表を使用してわかりやすく説明された。具体的な診断としては、酵素の増減を測定してガンの予知などが可能になるという。

    後半の右脳活性化の話しは、従来から関心を持たれているテーマを、脳の構造、脳の進化から人間の脳の特徴、右脳の活用と発想の展開、右脳の鍛え方などについて最後までユーモア交えた講演をされた。とくに男女の現実の行動の差異を、脳の構造の違いから発生することを解説された内容は、参加者の興味を引いた。
    (文責 新規事業研究会 理事 野条 靖雄)

  • 配布資料:「診断用センサーの開発と右脳活性化のお話」


  • 講演:「Vision-guided indoor- robots, including humanoid robot」by Prof.Dr.Folker Graefe(Bundeswehr Univ.Munich)

  • 講演日:平成11年7月10日(土)於て 東工大(大岡山) 百年記念館

  • 講演要旨:Dr.Folker Graefeは、河合会長他と昔からの友人関係にあり、ミュンヘンの宇宙サイエンス・測定関連研究所所長の要職にある。講演時間の1/3以上、約30分にわたる豊富なビデオを解説の合間に使われた。とくにクルマの運転にカメラ、センサー、コンピュータの統合されたシステムで、野外の道路を自動運転している状況、屋内でのロボットの走行実験などをビデオの映像で示され、リアルタイムで視覚し、判断し、制御するロボット技術の現状を解説された。そして今後は人類のための多くの異なった作業、サービスのできる万能ロボットの開発を目指していると最後に結ばれた。 (文責 新規事業研究会 理事 野条 靖雄)

  • 配布資料:なし


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最終更新 2003年3月24日
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