新規事業研究会月例会講演要旨

(平成20年)
トップ月例研究会案内
Back Number| H9〜10年H11年H12年H13年H14年H15年H16年H17年 H18年
H19年H20年H21年H22年H23年H24年

  • Ref.No.080112-1   元へ戻る

    • 講演:『新規事業研究会-今後の展望と抱負-
               新規事業研究会会長 渡辺 順次・副会長 藤村 忠正
       
       
    • 講演日:平成20年1月12日(土)於て 東工大(大岡山) 百年記念館

    • 【講演要旨】
       
      月例会200回を迎える今年の新規事業研究会の今後の展望と抱負について。

  • Ref.No.080112-2   元へ戻る

    • 講演:『21世紀の科学技術政策とNEDOの技術開発戦略(仮)
              (独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
              シニアプログラムマネージャー
              宮田 清蔵 氏
       
    • 講演日:平成20年1月12日(土)於て 東工大(大岡山) 百年記念館

    • 【講演要旨】
        
      NEDOのナショナルプロジェクトの考え方、創り方、各種技術開発助成の内容及び審査方針などについて触れる。

    • 【略歴】
       

      【受賞】
       


  • Ref.No.080209-1   元へ戻る

    • 講演:『ポリエステルフィルム、及び、機能性フィルムの開発について
                  帝人株式会社 長谷川研究室        長谷川 欣治
       
    • 講演日:平成20年2月9日(土)於て 東工大(大岡山) 百年記念館

    • 【講演要旨】
       
      新規ポリエステルフィルムの開発経緯、及び、新規光学材料の光デイスク、デイスプレイへの応用展開、PENフィルムの開発状況について概況を発表する。

    • 【略歴】
      長谷川 欣治

      1971年:東京工業大学工学部高分子工学科修士課程 終了
      1971年〜1996年:帝人梶@入社プラスチック研究所、フィルム研究所
      1996年〜2001年:帝人梶@フィルム研究所長、
                              2000年から帝人デユポンフィルム
      2002年〜2007年:帝人化成梶@先端加工技術研究所長、光材料研究所長
      2006年〜    :帝人梶@グループフェロー 長谷川研究室長


  • Ref.No.080209-2   元へ戻る

    • 講演:『水浄化への-視点、その他
              株式会社積水インテグレーテッドリサーチ 取締役副社長
              積水化学工業株式会社 顧問
              小林 俊安 氏
       
    • 講演日:平成20年2月9日(土)於て 東工大(大岡山) 百年記念館

    • 【講演要旨】
        
      積水化学工業の中期重点事業化計画の中に「水環境」が置かれていたが、既存技術のアセンブリ以外に研究対象が定め難かった。過去水処理事業等を幅広く展開展開したにも関わらず、一部を除き国内ではほぼ撤退の現状である。そこで自然エネルギーの徹底活用を軸にして自社の技術にこだわらず幅広く調査検討を行った結果、有望ないくつかの対象を見出し、現在実用化の研究中である。世界の水、汚染事情等と併せてこの概要についてご説明する。

    • 【略歴】
      小林 俊安

      1972年3月 東京大学農学部農芸化学科 卒業
      1972年4月 積水化学工業株式会社 入社
      1998年3月 滋賀栗東工場長
      1999年10月 土木システム事業部長
      2001年1月 京都研究所長
      2002年6月 取締役 就任
      2004年4月 取締役 環境経営部長
      2005年4月 株式会社積水インテグレーテッドリサーチ 副社長
      現在に至る
      この間、ISO TC138議長、
      国際日本文化研究センター研究員
      塩化ビニル環境対策協議会運営委員長
      東大、お茶の水女子大 などの講師歴任

 


  • Ref.No.080308-1   元へ戻る

    • 講演:『イオン液体−環境触媒担体としての利用
                  東京工業大学 資源化学研究所 准教授
                 
      谷口 裕樹
       
    • 講演日:平成20年3月8日(土)於て 東工大(大岡山) 百年記念館

    • 【講演要旨】
       
      概要:有機イオン液体は揮発性が無く、極性溶媒であることからミクロな反応場設計に有効と考え、触媒担体としての利用を試みた。シリカ表面に金属触媒を溶解させたイオン液体膜を担持し、多くの有機合成触媒としての応用研究が報告されている。しかしながら、これまで空気酸化反応への応用は試みられていない。本講演では、揮発性有機化合物の空気酸化分解除去触媒としての利用を試みた結果、イオン液体膜中にオンサイトで発生させた金属酸化物が高い触媒能を有することを見出したので、その応用について紹介する。
    • 【略歴】
      谷口 裕樹

      1989年 大阪大学大学院基礎工学研究科博士後期課程修了(村橋俊一研究室)、工学博士
      1989-1992 鈴鹿工業高等専門学校 助手
      1992-1995 広島大学工学部 助手
      1995-2002 九州大学大学院工学研究院 助手
      (2000-2001 マックスプランク石炭化学研究所博士研究員)
      2002-   東京工業大学 資源化学研究所 准教授


  • Ref.No.080308-2   元へ戻る

    • 講演:『ナノダイヤとその周辺
              東京工業大学 大学院理工学研究科化学専攻 教授 理学博士
              榎 敏明 氏
       
    • 講演日:平成20年3月8日(土)於て 東工大(大岡山) 百年記念館

    • 【講演要旨】
       
      爆縮法によって作成されるナノダイヤモンドは約5 nmの大きさを持ち、粒子表面は無定形炭素で覆われており、粒子はこの無定形炭素により多数が融合した集合体となっている。我々はこのようなナノダイヤモンド粒子の無定形炭素を高温、高圧の超臨界水で溶解してナノダイヤモンド粒子として取り出し、その表面の炭素原子を水素で終端することにより安定化し、その電子・磁気物性を調べている。その結果、水素終端構造に依存して、ナノダイヤモンド表面は特異な磁性を有することを明らかにした。本講演ではこのようなナノダイヤモンドの磁気特性について報告する。また、関連研究として、ナノグラファイトの電子・磁気物性についても紹介する。
    • 【略歴】
      榎 敏明

      1969年 京都大学理学部化学科卒業
      1971年 京都大学大学院理学研究科修士課程化学専攻修了
      1974年 京都大学大学院理学研究科博士課程化学専攻修了理学博士
      1974〜77年 京都大学理学部研修員
      1977〜87年 分子科学研究所助手
      1984年 マサチューセッツ工科大学客員研究員
      1987〜91年 東京工業大学理学部助教授
      1991〜98年 東京工業大学理学部教授
      1998年〜 東京工業大学大学院理工学研究科教授
      2000年 レンヌ第一大学客員教授
      2003年〜 分子科学研究所客員教授
      2004年 レンヌ第一大学客員教授
      研究内容:グラファイト系物質の電子・磁気物性、ナノグラファイト、分子磁性
      主な著書:「分子磁性−新しい磁性体と反応制御」(執筆分担)、
      「Supercarbon, Synthesis, Properties and Applications」(執筆分担)、「Proceedings of the 10th International Symposium on Intercalation Compounds (ISIC10)」(編集)、
      「Graphite Intercalation Compounds and Applications」(共著)など

 

 


  • Ref.No.080412-1   元へ戻る

    • 講演:『太陽光と水から水素を創る光触媒
                  東京大学大学院工学系研究科 教授
                 
      堂免 一成
       
    • 講演日:平成20年4月12日(土)於て 東工大(大岡山) 百年記念館

    • 【講演要旨】
       現在、地球的規模で環境問題やエネルギー問題が起こっています。特に化石資源の利用により排出される二酸化炭素の増加に起因する地球温暖化は深刻な問題となりつつあります。
        もし、太陽光と水から水素を大量に製造し、エネルギー源として利用できれば、人類は再生可能でクリーンなエネルギー源を手にすることになります。
        そのような夢の化学反応の研究が現在どの程度まで進んでいるのか、また今後どのように進展する可能性があるのか、ということについて国内外の状況を交えながらお話します。

    • 【略歴】
      堂免 一成

      最終学歴
      1982年3月東京大学理学系大学院化学専門博士課程修了
      学位:理学博士

      職 歴   
      1982年4月 東京工業大学資源化学研究所(触媒化学部門)助手
      1990年3月 東京工業大学資源化学研究所(基礎測定部門)助教授
      1994年4月 東京工業大学資源化学研究所(触媒化学部門)助教授
      1996年3月 東京工業大学資源化学研究所(触媒化学部門)教授
        この間
      1985年4月 〜1986年9月 IBMアルマデン研究所 客員研究員
      2004年3月 東京大学大学院工学系研究科化学システム工学専攻 教授


  • Ref.No.080412-2   元へ戻る

    • 講演:『非白金カソード触媒 −ナノシェル系炭素材料の可能性−
              群馬大学大学院工学研究科環境プロセス工学専攻 教授
             尾崎 純一 氏
       
    • 講演日:平成20年4月12日(土)於て 東工大(大岡山) 百年記念館

    • 【講演要旨】
       
      概要:固体高分子形燃料電池は自動車用、家庭用電源として注目されている発電デバイスである。この実用化に当っては、カソード触媒の白金使用量を低下することが大きな課題のひとつとなっている。我々は炭素材料を調製する際に金属元素や窒素・ホウ素などの非金属元素を導入することで、炭素系非白金化ソード触媒の開発を行っている。今回は、背景からはじめ、ナノシェルおよび窒素・ホウ素ドープ炭素というこれまで開発してきた炭素材料の概説を行なう。あわせて、高性能化に対する最近の話題も合わせて紹介する。
    • 【略歴】
      尾崎 純一

      1984年 東北大学工学部化学工学科卒業
      1986年 東北大学工学研究科博士前期課程化学工学専攻修了
      1989年 東北大学工学研究科博士後期課程化学工学専攻単位取得退学
      1990年 東北大学工学研究科博士後期課程化学工学専攻修了工学博士
      1989年 東北大学非水溶液化学研究所助手
      1991年 東北大学反応化学研究所助手に配置換え
      1995年 文部省在外研究員 モナシュ大学
      1996年 群馬大学工学部材料工学科講師
      1999年 群馬大学工学部材料工学科助教授
      2003年 群馬大学大学院工学研究科ナノ材料システム工学専攻助教授
      2007年 群馬大学大学院工学研究科環境プロセス工学専攻教授
      研究内容:機能性炭素材料、燃料電池、触媒

 


  • Ref.No.080517-1   元へ戻る

    • 講演:『電子移動反応を組み込んだ反応場分離型触媒反応の開発
              東京工業大学大学院理工学研究科 応用化学専攻 准教授
              山中 一郎
       
    • 講演日:平成20年5月17日(土)於て 東工大(大岡山) 百年記念館

    • 【講演要旨】
        概要:水素酸素燃料電池は水素と酸素を電気化学的に反応させて水が生成する際の自由エネルギー変化を電気エネルギーとして取り出せるデバイスです.見方を変えると,燃料電池は水素と酸素を分離したままの状態で水を生成する化学合成反応器と見ることができます.このような視点から,我々は様々な有用な触媒反応が燃料電池反応を用いて実現可能であることを報告してきました.例えば,水素と酸素を分離したままの状態で直接過酸化水素を選択的に合成することができます.単に既知の触媒反応を燃料電池反応で再現できるだけではなく,通常の触媒反応では実現不可能な反応や選択性,あるいは機能を実現することができます.
    • 【略歴】
      山中 一郎

      学 歴
      1986年(昭和61年)3月 東京工業大学 工学部 化学工学科卒業
      1991年(平成3年)3月 東京工業大学 理工学研究科 化学工学専攻 博士後期課程修了

      学 位
      工学博士(東京工業大学 平成3年3月
      博士論文題目「電極上で活性化した酸素による炭化水素の部分酸化反応」

      職 歴
      1991年(平成3年)4月 東京工業大学 工学部 助手
      この間、1996年(平成8年)4月〜1997年(平成9年)3月 
      米国テキサスA&M大学 化学科博士研究員(Prof. D.H.R. Barton)
      1997年(平成9年)8月 東京工業大学 工学部 助教授
      1999年(平成11年)4月 東京工業大学 大学院理工学研究科 助教授(組織替え)
      この間、平成14年4月〜平成15年3月、
      北海道大学 触媒化学研究センター 客員助教授
      2007年(平成19年)4月 東京工業大学 大学院理工学研究科 准教授(呼称変更)
      現在(2008.5)に至る(47歳).

      研究課題
       燃料電池反応を用いた触媒反応の開発および電極触媒作用の解明
      電子移動を伴う触媒作用の能動的制御法の開発
      炭化水素の選択部分酸化触媒の開発および触媒作用の解明
      炭化水素を直接燃料とする燃料電池の開発および電極触媒作用の解明

      専門分野
       触媒化学、電気化学、酸化反応の化学

      賞 罰
      1992年(平成4年)6月 手島記念研究賞博士論文賞
      1997年(平成9年)3月 触媒学会奨励賞
      2000年(平成12年)5月 石油学会奨励賞

      趣味
      宇宙に関する書物の読書、スキー、かつてはスポーツマン(バスケット,登山,野球)

       


  • 【企業紹介】
    会社名:クラレクラフレックス株式会社 フレクスター推進部
    講   師:新井田 康朗 氏

  • Ref.No.080517-2   元へ戻る

    • 講演:『昆虫に学ぶものづくり;インセクトテクノロジー
              東京農業大学 准教授
              長島 孝行 氏 
       
    • 講演日:平成20年5月17日(土)於て 東工大(大岡山) 百年記念館

    • 【講演要旨】
       
      3億年前に大半のグループが既に誕生していた昆虫類は、地球史における多くの困難を生き続け、現在200万種と言われる全動物の70%以上に相当する種が、ありとあらゆる場所に生息している。 こうした小さな動物達の生き方戦略には、地球環境の変化に対応して生き抜くための多くのヒントが隠されていると思われる。
        インセクトテクノロジー(昆虫のような小型動物の持つ特性を利用する技術)は、昆虫に学び、それを模倣することに主眼を置いている。勿論、このような研究背景には、20世紀後半の産業がもたらした地球レベルでの環境問題、資源の枯渇問題などの負の側面があり、インセクトテクノロジーはこれらに対する「Emergency Technology」のひとつでもある。
        ここでは、昆虫からのものづくりについて、事例を示しながらわかり易く解説する予定である。

     

    • 【略歴】
      長島 孝行

      東京農業大学准教授。農学博士。昆虫発生学・解剖学・細胞学が専門。東京農業大学、大学院を修了後、高校、予備校を経て、1995年から東京農業大学助手、講師を経て現職へ。昆虫機能を研究し、それを社会に役立てるインセクトテクノロジーを提唱する。2005年に開催された名古屋万博では中部千年共生村の生物力を監修。最近の著書に「蚊が脳梗塞を治す!昆虫能力の驚異」講談社がある。

 


  • Ref.No.080614-1   元へ戻る

    • 講演:『日本の科学技術の将来と動向(仮)
              (独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
              シニアプログラムマネージャー
              宮田 清蔵
       
    • 講演日:平成20年6月14日(土)於て 東工大(大岡山) 百年記念館
    • 【略歴】
      宮田 清蔵

      1969年 東京工業大学大学院博士課程終了 工学博士
      1970年 東京農工大学 助教授
      1982年 カリフォルニヤ工科大学 客員教授
      1984年 ベル研究所 客員研究員
      1995年 東京農工大学大学院教授 生物システム応用科学研究科 科長
      2001年 東京農工大学学長
      2005年 (独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)シニアプログラムマネージャー
       
      「受賞」
      1985年 高分子学会賞 受賞
      1994年〜1996年 高分子学会副会長
      1995年〜1998年 文部省重点領域研究「有機非線形光学材料」研究代表
      1997年〜1998年 繊維学会副会長
      1999年〜2001年 繊維学会会長


  • Ref.No.080614-2   元へ戻る

    • 講演:『新規事業研究会 月例会200回を迎えて
              新規事業研究会名誉会長
              河合 徹 氏
       
    • 講演日:平成20年6月14日(土)於て 東工大(大岡山) 百年記念館

    • 【講演要旨】
       
      河合名誉会長より簡単な経過報告および功労者への感謝状贈呈。
        その後、渡辺会長、藤村副会長の将来への抱負。

 


  • Ref.No.080712-1   元へ戻る

    • 講演:『フッ素系高分子材料の歴史と今後
              (財)化学技術戦略推進機構(JCII)
              戦略推進部 部長研究員
              清水 哲男
       
    • 講演日:平成20年7月12日(土)於て 東工大(大岡山) 百年記念館
       
    • 【講演要旨】
       
      フッ素系高分子材料は今日約12万トンの世界需要がある。他の高分子材料と比べると量的には少ないが、高性能・高機能とともにそのユニークさ故に、あらゆる産業でキーマテリアルとして欠かせない材料になっている。本講演では、1930年代の発明・発見から今日までの歴史を振り返るとともに、市場と技術の両面からフッ素系高分子材料の全体像について述べたい。また、地球環境問題に対応した近年のトピックス(自動車用燃料チューブ材料・遮熱塗料・PFOA問題など)についても触れる予定である。
    • 【略歴】
      清水 哲男

      1970年3月 京都大学工学部高分子化学科卒
      同年4月 ダイキン工業株式会社入社 化学事業部配属
      (1981年〜1982年 米国アイダホ大学 客員研究員)
      1984年 主任研究員(課長級)
      1989年 主席研究員(部長級)
      (1995年〜1997年 岐阜大学客員教授)
      1997年 研究開発部長 兼 主席研究員
      2003年 基盤研究部 参与
      2007年4月 財団法人化学技術戦略推進機構 部長研究員 (出向)
      現在に至る


  • Ref.No.080712-2   元へ戻る

    • 講演:『産業基盤を支えるマテリアル
              元ソニー潟}テリアル研究所所長
              西 美緒 氏
       
    • 講演日:平成20年7月12日(土)於て 東工大(大岡山) 百年記念館

    • 【講演要旨】
       
      有史以前からの長い歴史の流れを俯瞰してみると、時代を牽引していたのは”材料”だったと見ることも可能である。たとえば、近代は鉄の時代であり、20 世紀のとくに後半は珪素(半導体)の時代だったと言える。すなわち、ハードを支えるのはデバイスであり、そのデバイスを支えるのは材料であると考えれば、材料を制すればハードを制することができるとも言えよう。この考えに立って材料の歴史を概観し、21 世紀をリードするのは引き続き珪素なのか、それともそれに代わる新規材料があるとすれば、それは何であるかを考察する。また、これらの新規材料の研究開発に対して障害となる要因を検証し、どのようにしてそれを克服するかを論じたい。
    • 【略歴】
      西 美緒

      1966.3  慶応大工学部応用化学科卒
      1966.4 ソニー 入社、中央研究所にて燃料電池の研究開発に従事(〜1974.6)
      1974.6 同社、技術研究所にて音響材料の研究開発(〜1986.2)
      1986.2 同社、中央研究所にてリチウムイオン二次電池の研究開発
      その後、バッテリー事業本部、ソニー・エナジーテックでリチウムイオン二次電池の研究開発、製造立ち上げなどに従事その間、リチウムイオン二次電池の世界初の開発発表(1990.2)、
      同世界初の商品化(1991.7)、リチウムイオン・ポリマー二次電池の商品化 (1998)
      などに従事
      2002.3 マテリアル研究所・所長
      その間、ソニー・エナジーテック取締役(1995)、同専務取締役(1996)
      ソニー且キ行役員常務(1997)、業務執行役員上席常務(2003)
      ソニー葛ニ務執行役員上席常務、CTO、コーポレート・リサーチフェロー、マテリアル研究所長
       

    • 【主な業績】
      1994年  電気化学協会技術賞(リチウムイオン二次電池の実用化に対し)
      1994年  Electrochemical Society(米)Technical Award(同上)
      1998年  加藤記念賞(同上)
      1998年  農芸化学会技術賞(バクテリア・セルロースの実用化に対し)
      2000年  市村賞(リチウムイオン二次電池の実用化に対し)

 


  • Ref.No.080913-1   元へ戻る

    • 講演:『抗体の新しい利用法〜抗体フィルターの開発
              早稲田大学 理工学研究所 客員准教授
              小沢 智
       
    • 講演日:平成20年9月13日(土)於て 東工大(大岡山) 百年記念館
       
    • 【講演要旨】
       
      抗体は生体内にて異物排除を担っているタンパク質分子で、高い標的特異性を有している。これまでに、この特異性を利用した診断薬や医薬品が数多く開発されているが、抗体は生体由来分子であり、その製造法には生体を使うため大量取得が難しく、工業的な利用は成されていなかった。我々の研究グループでは、鳥類の卵の中に含まれる抗体に着目し、大量供給可能な鶏卵/ダチョウ卵から抗体を精製することで、抗体の工業的な応用開発を行った。本講演では、空気中のインフルエンザウイルスを不活化する抗体フィルターについて紹介する。
    • 【略歴】
      小沢 智

      1988年 横浜市立大学文理学部生物学課程卒 
      1989〜90年 米国カリフォルニア大学バークレー校・癌研究所 研究員
      1991年 横浜市立大学大学院総合理学研究科 システム機能科学専攻 修士課程修了 理学修士
      1991〜95年 テルモ株式会社・研究開発センター医薬品開発2部 研究員
      1999年 東京大学大学院医学系研究科 分子細胞生物学専攻 博士課程修了 医学博士
      1999〜02年 財団法人産業創造研究所・生物工学部 研究員
      2002〜07年 株式会社ダイキン環境研究所 エキスパート研究員
      2007年〜 国立感染症研究所 免疫部 協力研究員
      2007年10月〜 早稲田大学 理工学研究所 客員准教授
      現在に至る


  • Ref.No.080913-2   元へ戻る

    • 講演:『潤滑技術と潤滑油 〜潤滑油の機能と化学組成〜
              新日本石油株式会社 中央技術研究所 化学研究所 所長
              五十嵐 仁一 氏
       
    • 講演日:平成20年9月13日(土)於て 東工大(大岡山) 百年記念館

    • 【講演要旨】
       
      本年1月、原油価格がついに1バレル100ドルの大台を超えたかと思うとまたたく間に高騰、7月には140ドルを突破した。直近では110ドル台まで下落したとはいえ、かつての安価な石油は夢物語となった。地球温暖化の主要因とされるCO2の削減とあいまって、貴重な石油をいかに効率的に使うか、この分野での技術革新が求められている。エネルギー分野での技術革新とは、突き詰めれば「新しい動力源の開拓」であり、人類は蒸気機関から内燃機関、タービン機関、そしてモーターを発明してきた。機関の進歩に伴い、注入されるエネルギー源も石炭・石油から電気に変わりつつあるが、それらがどう変化せよ、機関の運転には「適切な潤滑」が必須である。潤滑技術とは、平たく言えば「油をやって摩擦や摩耗を減らす」であり、潤滑油が基幹技術となっている。本講演では、潤滑技術と潤滑油の役割を概説し、潤滑油に使用されている様々なケミカルスとその機能を解説する。
    • 【略歴】
      五十嵐 仁一

      1958年、群馬県生まれ。1982年東京工業大学大学院理工学研究科高分子工学専攻修士課程修了、同年日本石油鞄社。中央技術研究所において、2008年まで潤滑油の研究開発に従事。この間、1987年から1989年カナダ国立研究所フリーラジカル研究室客員研究員、酸化および酸化防止反応の基礎研究に従事。1993年博士(工学)・東京工業大学(潤滑油の酸化劣化の速度論的解析)。2006年新日本石油樺央技術研究所潤滑油研究所長。2008年4月から、中央技術研究所化学研究所長として機能化学品の研究開発を担当。


Ref.No.081011-1  

  • 平成20年10月11日(土)アサヒビール・神奈川工場見学会

    アサヒビール・神奈川工場見学会Ref.No.081011-1


  • Ref.No.081108-1   元へ戻る

    • 講演:『ナノ微粒子の高分子中への拡散とプレス延伸による微分散化
              東京工業大学 大学院理工学研究科 准教授
              扇澤 敏明
       
    • 講演日:平成20年11月8日(土)於て 東工大(大岡山) 百年記念館
       
    • 【講演要旨】
       
      高分子に他の物質を充填剤として加える複合化は,材料の高性能化に対して有用な手段である.その際には充填剤をミクロンオーダーで分散させるよりもナノオーダーで分散させた方が,物性の向上が大きく見込めると期待されている.しかし,一次粒子径の小さなものは比表面積が大きくなるため,増大した表面エネルギーによる凝集が強まり,このオーダーで微分散させることは非常に困難である.それゆえ,主に化学的な手法を用いて微分散化の研究が行われてきた.我々のグループでは,より簡便な方法として,物理的な手法の探索を行っている.本講演では,ナノ微粒子の高分子中への拡散現象と,新たな微分散手段としてのプレス延伸を利用した方法を紹介する.

      【略歴】
      扇澤 敏明

      1987年      東京工業大学大学院理工学研究科博士課程修了(工学博士)
      1987年―1989年  DuPont社中央研究所(アメリカ合衆国) 客員研究員
      1989年―1992 年 通商産業省工業技術院 繊維高分子材料研究所 研究員
      1993年―1994年 同    物質工学工業技術研究所 主任研究官
      1994年―現在   東京工業大学大学院理工学研究科 助教授(准教授(名称変更))


  • Ref.No.081108-2   元へ戻る

    • 講演:『材料開発における熱物性の重要性と新しい評価法
              東京工業大学 大学院理工学研究科 教授
              橋本 壽正 氏
       
    • 講演日:平成20年11月8日(土)於て 東工大(大岡山) 百年記念館

    • 【講演要旨】
       
      電子材料を中心として,材料の熱的性質が注目され,いろいろな方法が開発されている.熱的性質は,電子材料に限らず,生体材料の冷凍,低温容器,電池,断熱材など,省エネルギー・環境負荷・安全性などという今日的な問題を解決する上で重要性が増している.筆者らが開発した,温度波を利用した簡便な方法論と赤外カメラを用いた可視化熱分析法を紹介し,具体的な応用例を通じて,いま問題となっている分野を考える.
    • 【略歴】
      橋本 壽正

      1971 東京工業大学 理工学部卒業
           同大学 助手・助教授をへて現職

      専門  高分子物性,熱伝導測定技術の開発


  • Ref.No.081213-1   元へ戻る

    • 講演:『マイクロカプセル化の現状と付加価値素材製造への応用
              新潟大学工学部 化学システム工学科 教授
              田中 真人
       
    • 講演日:平成20年12月13日(土)於て 東工大(大岡山) 百年記念館
       
    • 【講演要旨】
       
      マイクロカプセル化の基本的な技術はすでに確立されており、これまでにも多くの分野で応用されてきている。しかしながら最近では、既存の素材の高付加価値化の方法として、情報記録材料、食品、化粧品、塗料、医農薬、蓄熱技術など多くの分野で、新規マイクロカプセル化技術の開発と用途開発が活発に行われている。本講演では、マイクロカプセル化の基本技術の概要と、最近の各種刺激応答性マイクロカプセルなどの最近の開発技術と応用例について説明する。

      【略歴】
      田中 真人

      1966年 新潟大学工学部化学工学科卒業
      1974年 新潟大学講師工学部
      1981年 工学博士(東京工業大学)
          「懸濁重合におけるポリマー粒径制御」
      1982年 新潟大学助教授工学部
      1987年   同教授 現在にいたる

      「専門」
      コロイド分散系の化学、反応工学、微粒子工学


  • Ref.No.081213-2   元へ戻る

    • 講演:『フラットパネルディスプレイの市場動向とサムスンにおける次世代フレキシブルディスプレイの開発
              韓国成均館大学 新素材工学科 招聘教授
             夫 龍淳(ふうりゅうじゅん、LyongSun Pu) 氏
       
    • 講演日:平成20年12月13日(土)於て 東工大(大岡山) 百年記念館

    • 【講演要旨】
      1.サムスングループとサムスン電子の紹介
      韓国GDPの20%超を稼ぎ出すサムスングループの中心的企業であるサムスン電子の事業内容と現状について説明する。
      2.フラットパネルディスプレイ市場における最近の動向と各社の戦略
      液晶とPDPを含むフラットパネルディスプレイ市場における最近の動向とシャープ、ソニー、松下、サムスンを含む競合各社の戦略を紹介する。
      3.フレキシブルディスプレイ開発の現状と課題
      次世代ディスプレイとして期待されるフレキシブルディスプレイの応用と開発状況および課題をサムスンの活動内容を中心に説明する。

    • 【略歴】
      夫 龍淳(ふうりゅうじゅん、LyongSun Pu)

      1969年 東京工業大学大学院博士課程卒
      1970年 Belgium, Liege University 博士研究員
      1971年 England, Reading University 博士研究員
      1973年 富士ゼロックス(株)入社
      2002年 同社退社
      2002年 サムスン綜合技術院専務 電子材料研究所担当
      2006年 現職

      ○主な研究分野
      1)有機半導体(有機EL、有機 TFT etc)
      2)有機非線形光学材料
      3)有機金属錯体の合成と反応性
      4)超高速応答光・電子材料(NEDOからの委託研究「フェムト秒テクノロジー」 )


 


トップ月例研究会案内
Back Number| H9〜10年H11年H12年H13年H14年H15年H16年H17年H18年
H19年H20年H21年H22年H23年H24年

2008年12月17日 最終更新

新規事業研究会
 E-mail sinjiken@jk9.so-net.ne.jp