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    • 講演:『世界の石油資源と国際石油情勢』
                  石油問題コンサルタント 元石油公団審議役   神原 達 氏
       
    • 講演日:平成18年1月14日(土)於て 東工大(大岡山) 百年記念館

    • 【講演要旨】
       21世紀を直前にして世界の石油産業は現在大きな変革期にある。日本の石油産業も同様に変革しつつある。石油、天然ガス資源賦存の将来性の問題に端を発し、資源開発の現状と将来見通しを考察する場合、議論は、統計を駆使した定量的なものから国際政治問題にいたる定性的なものへと発展する。石油産業の将来が国際的な力の関係で定まることは、ここに石油の地政学的(Geopolitics)な解釈を必要とする。特に、エネルギー需給が非炭化水素系のものへと変化する前の数十年、国際石油産業の動向が注目される。

    • 【略歴】
      神原 達(かんばら  たつ)
       
       1962年  早稲田大学文学部東洋史学科卒
       1962年  外務省特別研究員(在インド日本国大使館所属、在ネパール)
       1966年  石油資源開発鞄社
       1968年  石油開発公団(後 石油公団)に移籍 企画調査部
       1988年  アジア経済研究所(出向)
       1992年  石油公団、審議役(国際石油問題分析担当)
       1993年  (財)日本エネルギー経済研究所入所
       2000年  同研究所退職
       
    • 【受賞】
       1974年10月  アジア経済研究所優秀論文賞「中国の石油産業」
       1987年5月   石油学会功労賞
       
    • 【主要著書】
       「中国の石油と天然ガス」(日本貿易振興会、アジア経済研究所 2004年)他多数
       

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    • 講演:『デンドリティック高分子の合成と応用』
                  東京工業大学工学部 教授        柿本 雅明 氏
       
    • 講演日:平成18年1月14日(土)於て 東工大(大岡山) 百年記念館

    • 【講演要旨】
       規則的に分枝した構造を有するデンドリティック高分子は、アモルファスで溶解性が良い等の直鎖状高分子とは異なる性質を持っている。さらに、直鎖状高分子の末端基数は2であるのに対して、デンドリティック高分子のそれは、分子量の増加と共に増加する。末端基には種々の官能基が導入できるので、高度に機能化された高分子を合成できる。我々は芳香族高分子を中心にデンドリティック高分子の合成を行いその性質を明かにしてきた。さらに、シロキサン系デンドリティック高分子の合成を行い、基板内キャパシターやクロマトグラフィーに応用したので紹介する。

    • 【略歴】
      柿本 雅明(かきもと  まさあき)

       1980年 東京工業大学総合理工学研究科、資源化学研究所大河原研究室博士課程修了(理博) 1980-82年 (財)相模中央化学研究所研究員
       1982年 東京工業大学工学部有機材料工学科助手
       1987年 同助教授
       1997年 同教授

      【受賞】
       1996年 市村賞(学術賞)
       2000年 繊維学会賞
       


Ref.No.060204   元へ戻る

  • 講演:『社団法人蔵前工業会100周年記念シンポジウム』に参加
     
  • 講演日:平成18年2月4日(土)於て 新高輪プリンスホテル「飛天の間」

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    • 講演:『プラズマを使った高分子材料の表面改質、表面機能化』
                  静岡大学 工学部物質工学科 教授    稲垣 訓宏 氏
       
    • 講演日:平成18年3月18日(土)於て 東工大(大岡山) 百年記念館

    • 【講演要旨】
       低温プラズマを使って、高分子材料の表面を改質しようとする試みは、20年ほど前から始まり、最盛期には実用化の試みもなされた。しかし、基盤技術には至らなかった。
      ここ2年の間に、プラズマの表面改質技術を使った商品が出現している。その商品はコンタクトレンズ、DNAチップに代表されるが、プラズマの表面改質がこれらの基盤技術になっている。
      これまでの技術と何が違っているのであろうか。プラズマ照射による高分子の表面改質の基本に立ち返り、新展開への可能性を検討したい。

    • 【略歴】
      稲垣 訓宏(いながき くにひろ)
       
      昭和39年 静岡大学工学部工業化学科卒業
      昭和41年 静岡大学大学院工学研究科 修士課程修了
      昭和41年 静岡大学工学部 助手
      昭和53年 ミズリー州立大学 留学
      昭和60年 静岡大学工学部 教授
      平成9年  静岡大学ベンチャービジネスラボラトリー長
       
      受賞
      昭和54年 高分子学会研究奨励賞、東海化学工業会賞
      平成3年  地恩会賞
      平成3年  繊維学会賞
      平成15年 繊維学会功績賞
       

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    • 講演:『プラスチック成形加工技術の動向:自動車への展開を中心に』
                  静岡大学 客員教授、鞄本製鋼所 顧問    酒井 忠基 氏
       
    • 講演日:平成18年3月18日(土)於て 東工大(大岡山) 百年記念館

    • 【講演要旨】
       世界のプラスチックの生産量は2003年で既に年間2億トンを越えており、我々の日常生活のあらゆる分野・場面で活用されている。特に、自動車には全プラスチック生産量の約8%が使用され、車の軽量化、燃費の向上などに寄与している。
      本講演では、ナノコンポジットや持続性(生分解性)プラスチックなどを対象にして各種のプラスチック成形加工技術(押出成形や射出成形など)がどのように展開されているかについて紹介し、合わせて今後の研究開発の方向についても触れる。

    • 【略歴】
      酒井 忠基(さかい ただもと)

      1964年 静岡大学 工学部 工業化学科 卒業
      1964年 (株) 日本製鋼所入社 各種材料の成形加工装置設計開発
      1983年 工学博士(機械、北海道大学)
      1987年 技術士(化学)
      1992年 (株) 日本製鋼所 研究開発本部 取締役
      1995年 京都大学 化学研究所 客員教授
      1999年 社団法人 プラスチック成形加工学会 会長
      2001年 東京大学 国際産学共同研究センター 客員教授
      2002年 Society of Plastics Engineers(SPE, USA) Fellow
      2003年 International Polymer Processing Society, President
      2004年 (株) 日本製鋼所 顧問
      2005年 静岡大学 イノベーション共同研究センター 客員教授
      2005年 上海交通大学 客員教授

      受賞
      1987年 精密工学会技術賞
      1989年 化学工学会技術賞
      1992年 プラスチック成形加工学会技術賞
      2000年 科学技術庁長官賞(文部科学大臣 研究功績賞)
       


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    • 講演:『電子部品の高密度化・鉛フリー化を支える貴金属めっき』
                  日本高純度化学 常務取締役    清水 茂樹 氏
       
    • 講演日:平成18年1月14日(土)於て 東工大(大岡山) 百年記念館

    • 【講演要旨】
       貴金属は最もイオン化しにくい(腐食しにくい)金属として珍重されてきた。
      当初、貴金属めっきは首飾り、メガネ、時計等の装飾用に使われていたが、エレクトロニクス産業の発展と共に対象が変わり、電子部品の実装(接続)端子部に使われることが多くなっている。
      めっきは湿式の薄膜形成技術であるが、最近の貴金属めっきの膜厚は5ナノ以下も珍しくなく、3K技術からナノ技術へと脱皮しつつある。
      実装の多様化、回路の高密度化、鉛フリー化に伴う使用元素の規制など、電子部品産業を取り巻く最近の環境の下で、貴金属めっきはどのように貢献しているのか、半導体パッケージを主体にトピックスを紹介する。

    • 【略歴】
      清水 茂樹(しみず  しげき)

      1966年 東京大学理学部化学科卒業、
            三菱化成(現三菱化学)入社 中研配属 分光法による有機化合物の分子構造決定に従事
      1975-77年 アメリカ留学(NJ州立大、プリンストン大)
              Bird教授(ポラロイドフィルム発明者)の下で有機感光物質の研究
      1978年 理学博士(東京大学)
      1978-91年 中研 フォトレジスト、印刷・複写材など有機感光材料の開発に従事
      1992年 三菱化成 画像研究所長
      1999年 三菱化学(三菱油化と合併)フェロー
      2000年 日本高純度化学入社 技術本部長
       


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    • 講演:『アスベスト処理と大学の役割』
                  東京工業大学 炭素循環エネルギー研究センター 教授    玉浦 裕 氏
       
    • 講演日:平成18年4月8日(土)於て 東工大(大岡山) 百年記念館

    • 【講演要旨】
       アスベスト問題は日本安全社会の創成というこれからの課題として捉えなくてはならないが、それにはCSR社会を実現するという考え方で対処することが望まれる。CSRは「企業の社会的責任」である、ということに止めるのではなく、安全・安心社会を構築する上で社会のあらゆるセクターであらゆるレベルの役割を明確にし、これらを統合化した社会システム(CSR社会)として構築する、と捉えることが重要である。そこには大学の果たすべき重要な役割がある。日本の安全・安心社会の創成としてのCSR社会の実現に向け、大学のはたすべき役割を述べ、これに関わるアスベスト対策の新たな考え方を提言したい。

    • 【略歴】
      玉浦 裕(たまうら ゆたか)

      1970年 早稲田大学理工学部応用化学卒業
      1975年 東京工業大学理工学研究科 博士課程修了
      1976年 東京工業大学 助手
      1988年 東京工業大学 助教授
      1992年 東京工業大学 教授

      受賞

      1988年 国際フェライト最優秀論文賞
      1993年 CELSS学会論文賞
      2003年 生態工学会賞 学術賞
       

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    • 講演:『ポリマーグラフトナノカーボンからの新規機能材料の創製』
                  新潟大学工学部 機能材料工学科 教授    坪川 紀夫 氏
       
    • 講演日:平成18年4月8日(土)於て 東工大(大岡山) 百年記念館

    • 【講演要旨】
       カーボンナノチューブやC60フラーレンなどのナノカーボン表面へのポリマーのグラフト化反応について、最近の報告を紹介する。さらに、カーボンナノチューブ表面のラジカル捕捉性や配位子交換反応を利用したグラフト反応についても述べる。また、ポリマーグラフト化ナノカーボンの分散性や電気特性についてまとめ、ポリマーグラフトナノカーボンの新規機能材料としての可能性についても紹介する。

    • 【略歴】
      坪川 紀夫(つぼかわ のりお)

      昭和47年3月  新潟大学大学院工学研究科修士課程修了
      昭和63年7月  同助教授
      平成7年4月   同教授 現在に至る
      平成17年4月  副学部長 現在に至る

      受賞
      平成2年 とやま賞(富山県置県百年記念財団)

      平成7年 石川カーボン賞(石川カーボン科学技術振興財団)

       


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    • 講演:『無光下で抗菌活性を発現するセラミックス』
                  秋田大学工学資源学部附属環境資源学研究センター 助教授    山本 修 氏
       
    • 講演日:平成18年5月13日(土)於て 東工大(大岡山) 百年記念館

    • 【講演要旨】
       酸化チタンや銀などの抗菌材料の研究開発は大きな市場規模があるために,精力的に進められている。しかし,抗菌活性を示す材料は,酸化チタンのような光活性を利用するものや銀のような高価なものだけではない。そこで,安価かつ無光下で抗菌活性を示すセラミックスの紹介と研究進展の状況を述べるとともに,炭素との複合材料や固溶体の抗菌活性に及ぼす因子について,最近の研究事例を紹介する。また,産学連携研究に関する地方大学の現状を述べる。

    • 【略歴】
      山本 修(やまもと おさむ)

      平成2年 豊橋技術科学大学工学研究科修士課程 修了
      平成2年 神奈川工科大学応用化学科 助手
      平成15年 秋田大学工学資源学部 助教授
      現在に至る

      受賞
      平成14年 炭素材料学会研究奨励賞
       


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    • 講演:『ゼラチンとコラーゲンペプチドについて』
                  新田ゼラチン株式会社 開発部商品開発室長    羽多 正隆 氏
       
    • 講演日:平成18年5月13日(土)於て 東工大(大岡山) 百年記念館

    • 【講演要旨】
       ゼラチンの歴史は意外に浅く18世紀後半から19世紀前半に食用として利用されたのが始まりであるが、その親戚である膠は、古くから利用され6世紀ごろには接着剤や墨などに使われていた。その後製造方法の改良がなされマッチや紙やすりなどに利用されるようになって一気に加速された。
      一方ゼラチンは19世紀になって写真用の感光乳剤や印画紙に利用されその製造方法が確立された。それら以外には、ハードカプセル、ソフトカプセルの原料としても使われている。
      最近ではゼラチンの親物質であるコラーゲンやゼラチンを更に分解し低分子化したコラーゲンペプチドが健康食品として脚光を浴びている。
      講演ではゼラチンやコラーゲンペプチドの製造方法とその特性及び最近の利用方法について述べる。

    • 【略歴】
      羽多 正隆(はた まさたか)

      1982年  三重大学農学部農芸化学科卒業
          同年   新田ゼラチン鞄社
      2006年  新田ゼラチン開発部

       


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    • 講演:『新規事業開発を振り返って
                   (全固体型エレクトロクローミックス素子の開発と事業化の顛末)
                 
      株式会社ニコン 顧問 池田 英生 氏
 
  • 講演日:平成18年6月10日(土)於て 東工大(大岡山) 百年記念館

  • 【講演要旨】
     いつの時代にも、その時期として、最先端の課題に注目し、研究開発をすすめその成果を、新規事業をもくろみ、起案し、実施に移す意欲は、重要である。どのように取捨選択して、マネージメントするかは、研究開発の原点であり、リスクマネージメントの立場からも重要と考える。
     上述の視点から、筆者が、研究開発課題として起案し、自ら研究開発グループのリーダシップをとり、研究開発、事業開発、新規事業としてマネージメントの立場から1975年から1994年まで、直接的にも間接的に推進した、「全固体型ECDの開発と事業化」を振り返って、思いつくままに総括し、研究開発型事業の「キー」とすべき事項に言及したい。
    なお、本開発成果の一部は、乗用車搭載「防眩ミラー(室内、サイドミラー)」、一眼レフカメラ「NION F5ファインダー(視野内表示等用)」として、商品化されている。

     注)エレクトロクロミズム( Electrochromism, EC )とは
    n    物質(薄膜)への電子、イオンの注入抽出によって(還元、酸化)その物質の光学吸収の性質が可逆的に変化する現象を指す
    n    電圧を加えると、可逆的な酸化還元反応によって光学吸収を起こる現象を利用した素子
     <外気を介したオープン型 → 薄膜内の閉じた系>


  • 【略歴】
    池田 英生(いけだ ひでお)

    1961

    年       金沢大学理学部数学科卆、1962年:同専攻科修了
    1962
    年       日本光学工業(株)入社
    1962
    1971年 研究開発職(光学理論設計・評価)
    1971
    1982年 研究開発管理職(光学薄膜、薄膜デバイス)
    1982
    1990年 開発部GM(ゼネラルマネジャー)
    1990
    1995年 特許部GM / 知的財産部GM
    1995
    1999年 知的財産本部長(取締役)
    1999
    〜2001年 カンパニサポートセンター(技術4本部統轄)長(常務取締役)
    2001年〜     株式会社ニコン 顧問、現在に至る

     


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    • 講演:『流れ藻と流氷、マリーンファーム構想』
                  野生水族繁殖センター 代表 理学博士 廣崎 芳次 氏
       
    • 講演日:平成18年6月10日(土)於て 東工大(大岡山) 百年記念館

    • 【講演要旨】
       地球の表面積の70%は、太陽光を遮る物の無い広々とした海面である。
      生命は海から誕生し、その一部が上陸したにすぎない。
      すべての海には、光合成をおこなって地球上に酸素をつくり続けている微小藻類が存在する。
      水に溶け込んでいる溶存酸素は、海面で大気中の酸素が溶け込んだものか、微小藻類が生成したものであり、海表面水には十分な溶存酸素量がある。
      太陽光と溶存酸素と微小藻類に恵まれた海面に畑を作るのに、問題は何があるのだろうか?
      海面を浮かび流れていく 南の海の流れ藻、北の海の流氷 の実例から夢の実現へ向けてのヒントがあり、そこにマリーンファーム構想が展開する。
      夢の実現化に向けて、みんなで考えられる具体的な話題を提供する。

    • 【略歴】
      廣崎 芳次(ひろさき よしつぐ)

       北海道大学大学院理学研究科博士課程修了
      (前)江ノ島水族館館長
      (前)日本動物園水族館協会副会長
      (前)神奈川県相模湾保全利用懇談会委員
      (現)野生水族繁殖センター 代表
      (現)神奈川県自然保護協会常任理事
       他、多方面で活躍中


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    講演1:『KBセーレンの合繊事業のご紹介
     
      講師: KBセーレン株式会社
              
    研究開発センター ポリエステルグループ長
                吉田 伸治 氏  
     
    「講演要旨」

     KBセーレン鰍ヘ、平成17年7月にカネボウから繊維事業を営業譲受してスタートした会社です。
      ご存知のように、カネボウは、国策である株式会社産業再生機構の支援を受けました。この産業再生機構の支援スキームは、専門家により事業性を評価し、利益性のある事業のみを切り出して営業譲渡を行い、その譲渡益にて不採算事業を撤収し負債を整理する方式で、日本のM&Aモデルとして注目を集めたスキームです。
     筆者は、カネボウ時代から合繊事業の再生プランに携わり、産業再生機構の支援の下、合繊事業の切り出しからM&Aの技術部分の担当、さらには当社の営業譲受内容の企画まで参画して参りました。
     本講演では、筆者の経験した事業評価の視点から、日本の合繊事業の現状とその方向性、それに対して当社がどのような得意技術を持っていて、その事業を伸ばそうと考えているのかを、弊社の特長製品とともに、ご紹介させていただきます。

    「略歴」

    1985年     京都大学工学部石油化学科卒業

    1985年     鐘紡株式会社入社

    1985-1992年  プラントエンジニアとしてポリエステル重合プラントの海外への技術輸出業務に従事

    1993-1998年    開発職として変性ポリエステルポリマーの開発に従事

    1999-2003年    技術管理スタッフとして技術行政全般の管理業務に従事

    2003-2004年    技術管理スタッフとして合繊事業再構築プラン、M&Aに伴うデューデリジェンス業務を担当

    2005年      KBセーレン株式会社入社生産第二事業部 企画業務部長

    2006年      研究開発センター ポリエステルグループ長


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    講演2 :『ケミカルフリーの洗浄・表面改質法確立を目指して(仮)』

    講師:有限会社コヒ−レントテクノロジ−     澄田 修生 氏

    「講演要旨」

     環境負荷低減の一環で、ケミカルフリーの洗浄・表面改質法確立を目指して、超純水高機能化の一手法である超純水電解技術の開発を進めてきた。超純水の電解法として、当初アノード室とカソ−ド室の二室からなる二室型電解槽を開発した。 しかし、電解水のpH及び酸化還元電位(ORP)の面で改良が必要となり、アノード室とカソ−ド室の間に中間室を設けた三室型電解槽を開発した。具体的な用途として、この電解槽により生成したアノード液を用いることにより、イオン交換によるイオン性不純物の除去効率等が超純水に比較して向上した。具体的には、ハードディスク用ガラス表面層のイオン性不純物がイオン交換反応により除去された。更に、表面ゲル層が改質され、磁性薄膜の特性が向上された。しかし、アノード液の特性が不安定で、実用化には問題が残っていた。そこで、アノード室を改良して、四室型電解槽を開発した。この電解槽を用いることによりpH及びORPの安定性が向上した。この結果、超純水電解技術の実用性が開かれてきたといえる。

    「略歴」

    昭和41年4月 大阪大学工学部原子力工学科入学

    昭和47年3月 大阪大学工学研究科原子力工学専攻修士課程終了

    昭和47年4月 富士電機株式会社入社 原子力技術部に配属され、原子力プラントの設計業務に携わる。

    昭和50年 同上退社

    昭和50年4月 東京工業大学理工学研究科有機材料工学博士課程入学 高分子材料の電気物性に関する研究を行う。

    昭和53年3月 同上終了

    昭和53年4月 日立エンジニアリング株式会社入社 原子力プラントの除染法の研究開発に携わる。具体的には、電解法を利用した洗浄法の開発を実施。

    昭和58年7月 同上退社

    昭和58年8月 株式会社N.V.C.設立 純水を電解した液を用いた洗浄法の開発を行う。

    昭和63年 株式会社バイオ技研入社 抗菌製品の開発を行う。

    平成4年9月 同上退社

    平成4年11月 有限会社コヒ−レント テクノロジ−設立

    平成14年2月 有限会社スプリング 設立


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    講演1:『日本の省エネ政策の課題と展望』
     
      講師: 財団法人 理工学振興会
              
    秋鹿 研一 氏
     
    「講演要旨」

    1.エネルギーと環境を取り巻く状況
    2.省エネ政策の現状と問題
    3.産業と両立(Sustainability)のための産業革命
    4.基本概念、エクセルギー損失最小の共有
    5.個別革新技術の開発
    6.日本的産業革命:産業間連携モデルの設計

    「略歴」

    昭和39年 東京工業大学理工学部化学工学科
    昭和44年 同大学院博士課程
    東京工業大学名誉教授
    財団法人理工学振興会専務理事


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    講演2:『デザイン型フェノールの重合:フェノール樹脂の革新』
     
      講師: 東京工業大学大学院 有機・高分子物質専攻
              
    小西 玄一 氏
     
    「講演要旨」

     水酸基を保護したフェノール誘導体(デザイン型フェノール)とアルデヒドとを付加結合することにより、従来困難であったフェノール樹脂の構造や物性の制御への道がひらかれつつある。重合論的に興味深い現象を多数見出してほか、ナノマテリアルへの展開も行っている。
     本講演では、新しい合成法から得られるポリマーの特徴や応用の可能性について述べる。

    「略歴」

    学 歴
    平成7年3月 大阪府立大学工学部応用化学科卒業
    平成7年4月 大阪府立大学大学院工学研究科物質系専攻博士前期課程入学
    平成9年3月 同終了
    平成9年4月 京都大学大学院工学研究科高分子化学専攻博士後期課程入学
    平成12年3月 同終了、博士(工学)取得
    履 歴
    平成12年4月 信州大学医学部医学科生理学第2教室助手
    平成14年4月 金沢大学工学部物質化学工学科助手
    平成18年4月 東京工業大学大学院理工学研究科有機・高分子物質専攻助教授

    専門:高分子合成、ナノ微粒子、有機ナノコンポジット、光機能性高分子

    受 賞
    平成16年3月 日本化学会第18回若い世代の特別講演会
    平成17年10月 合成樹脂工業協会第29回研究奨励賞
    平成18年5月 高分子学会平成17年度高分子研究奨励賞


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    講演3:『風力発電と潮流発電(ヨーロッパの風力へは、日本の海流発電で対抗する)』
     
      講師:東京工業大学 統合研究院 ソリューション研究機構地球開拓研究部門
              
    嶋田 隆一 氏
     
    「講演要旨」

    地球はエネルギーに満ちているのだが、産業革命の折、運良く化石エネルギーを見つけたので、それを忘れ、今日の繁栄を得た。新エネルギーのなかで嶋田研究室が提案する風力新技術と潮流発電リバイバルについてお話しする。1)風力発電は、ヨーロッパでは、日本で考えらないほどのフィーバーである。今年3月、ギリシャのアテネで開催されたヨーロッパ風力エネルギー協会の年会に参加して感じたその最前線をお話する。まったくブームに乗り遅れた日本であるが、嶋田研究室の提案がその逆転をねらう研究を発表した。2)ヨーロッパが風力で行くなら、日本には潮流発電がある。25年前海洋発電ブームがあった。その結果はコストの問題で取りやめになったが、今は原油価格が高騰し当事の4〜5倍で下がりそうにない、再考察するべきである。今回JSTの補助により5月に有明海の口之津で、7月に五島列島で潮流発電実験を行った。直径2.6mのプロペラを海中に突き出し、6ノットの潮流で17kWの電力を得た。さらに、われわれは太平洋八丈島沖において、黒潮を使った海流発電を計画している。これは、日本の全電力を自然エネルギーで賄う壮大な夢である。

    「略歴」

    1970年 東京工業大学工学部電気工学科卒業。
    1975年 東京工業大学大学院理工学研究科電気工学科博士課程卒業、工学博士。
    1975年 日本原子力研究所にて大型トカマクJT−60核融合装置の開発に従事。
    1988年 東京工業大学工学部電気電子工学科助教授
    1990年 教授、同年原子炉工学研究所教授
    2005年10月 統合研究院、ソリューション研究機構、地球開拓研究部門教授、現在に至る。
    総合理工学研究科創造エネルギー専攻併任。主として大電力システム、電力工学、電力貯蔵、風力発電、パワーエレクトロニクスの研究。


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    講演1:『バイオエタノールのゆくえ』
     
      講師: 京都大学大学院エネルギー科学研究科
              
    坂 志朗 氏
     
    「講演要旨」
    1)世界のエタノール生産の現状
    2)アジアのエタノール生産の現状
    3)エタノール生産のバイオマス原料
    (海藻資源についても触れる事にします)
    4)エタノール生産の技術と今後
    5)わが国でのエタノール生産の現状と今後
    6)バイオエタノール、これからのゆくえ(総括)

    京都議定書や原油価格の高騰を受け、バイオマスに対する関心は高まりを見せ、化石燃料の代替燃料としてのバイオ燃料への期待が膨らんでいる。その中でも特に、バイオエタノールはバイオディーゼルとともに注目を集めており、利用の枠組みの整備が進められている。本講演では、世界およびアジアにおけるバイオエタノールの現状を踏まえ、その製造技術の概要と実用化に向けての技術的課題などについて考察しながら、わが国におけるバイオエタノールのゆくえについて考えて見たい。

    「略歴」
    1975年3月  京都大学農学部林産工学科卒業
    1975年4月  京都大学大学院農学研究科林産工学専攻 修士課程入学
    1975年8月〜1980年12月  米国 ノースキャロライナ州立大学 大学院森林資源学研究科 木材・紙科学専攻 修士・博士課程修了,Master of Science(理学修士),Doctor of Philosophy(Ph.D.,米国博士)取得  
    1980年12月〜1983年10月  カナダ マックギル大学化学科/カナダパルプ紙研究所 博士研究員
    1983年11月〜1988年3月  ダイセル化学工業株式会社 総合研究所 主任研究員
    1988年4月〜1996年3月  京都大学農学部林産工学科 木材加工材料学講座 助教授
    1996年4月〜  現職(京都大学 大学院エネルギー科学研究科 エネルギー社会・環境科学専攻 エネルギーエコシステム学分野 教授)


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    講演2:『光学メーカの事業展開と課題』
     
      講師: 元株式会社ニコン常務取締役
              
    池田 英生 氏
     
    「講演要旨」
     90年代から2000年、2000年から今日現在と、戦後のカメラを中核にした光学メーカは、大きく経営基盤とする事業基盤の再構築をすすめ、事業の取捨選択を進めた。
      各社の中核とするコア技術の集中化の度合いは高まり、各社各様に、次の世代へと歩みだしている。
    1961年から2006年6月まで在籍した、N(社)を中心に、業界と各社のコア技術としての光学技術、カメラ、デジタルカメラを中心にその映像関連技術が、どのように変遷し、どのように変わろうとしているかを私見を交え、その動向について概括的に述べる。

      次世代への、人に優しい環境に配慮した商品開発への取り組み、生産技術への取り組みが強く要請され、ナノテクノロジとの新たな攻め合いになろうとしている。光学レンズ関連製品、その生産技術を事例にして触れたい。

    「略歴」
    1961年            金沢大学理学部数学科卆、1962年:同専攻科修了
    1962年            日本光学工業(株)入社
    1962〜1971年  研究開発職(光学理論設計・評価)
    1971〜1982年  研究開発管理職(光学薄膜、薄膜デバイス)
    1982〜1990年  開発部GM(ゼネラルマネジャー)
    1990〜1995年  特許部GM / 知的財産部GM
    1995〜1999年  知的財産本部長(取締役)
    1999〜2001年      カンパニサポートセンター(技術4本部統轄)長(常務取締役)
    2001〜2006年       株式会社ニコン 顧問


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    講演1:『スパイラルフローとその工業的応用』
     
      講師: 白百合女子大学文学部教授
              
    堀井 清之 氏
     
    「講演要旨」
     螺旋を描きながら収斂性の高い、安定した流れを示すスパイラルフローは、光ファイバ・ケーブルの管路への送通、粉体低接触空気輸送、 プラズマジェットの収斂技術、低圧ウオータジェットによる半導体基板のエッチング・洗浄、火炎の安定化、粉体の分散、粉体の収斂捕捉、針状結晶の配向制御、均一表面改質など、様々な分野で応用され。
     このスパイラルフローとは、旋回成分を持ち、しかも軸方向で急峻な 速度分布を持つ流れと定義している。また、軸方向変動速度成分は通常 乱流流れと比較して小さい値を提起する。

    「略歴」
    1963年4月 早稲田大学理工学部入学
    1967年4月 早稲田大学理工学研究科修士課程入学
    1975年3月 早稲田大学理工学研究科博士課程修了(化学工学専 修)  工学博士学位取得
    1978年4月 白百合女子大学助教授
    1986年4月 白百合女子大学教授
    1978年-1995年 早稲田大学非常勤講師
    1980年―1990年 東京農工大学非常勤講師
    2002年度 東北大学客員教授

    「受賞」
    1995年度 科学技術長官賞(光ファイバーのITネットワーク構築関連技術)
    1995年度 市村賞(光ケーブルの管路への布設技術)
    2000年度 日本機械学会流体工学部門貢献賞
    2005年度 可視化情報学会論文賞(ウェーブレット多重解像度による噴流画像の分離)
     


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    講演2:『高レベル放射性廃棄物の核変換処理』
     
      講師: 名古屋工業大学教授
              
    田中 靖敏 氏
     
    「講演要旨」
      原子力発電は基幹エネルギー源として欠かせないものであるが、使用済み燃料の処分方法は未だに確立していない。地層処分をするにしても数万年間は人間の生活環境から隔離しておかなければならない。また崩壊熱による隔壁岩盤の長期間にわたる温度上昇も無視できない。そこで現在、中性子線を用いて長寿命放射性核種を短寿命核種あるいは安定核種に変換し、短期間の地層処分で済ます方法が真剣に検討されている。加速器を用いた核変換処理がその例であるが、ここでは加速器の代わりに核融合炉から発生する14MeV中性子を用いた核変換処理の可能性を考える。

    「略歴」
    1967年  東京大学理学部物理学科卒業
    1972年  同大学大学院博士課程修了
    1972年  東京工業大学助手
    1974年  Florida州立大学研究員
    1979年  Los Alamos国立研究所客員
    1984年  中京短期大学教授
    1990年  名古屋工業大学教授
    現在に至る。
    理学博士(1972年、東京大学)
     


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    講演1:『ナノテクノロジーへの超臨界流体の応用』
     
      講師: 東京工業大学精密工学研究所 助教授
              
    曽根 正人 氏
     
    「講演要旨」
      近年、超臨界流体技術をナノテクノロジーへ応用する試みが世界的な規模で行われている。本講演者も、超臨界流体技術を電気化学へ応用することにより、新しいナノテクノロジーへの分野を開拓してきている。本講演では、世界的な規模での研究の状況を解説するとともに、講演者の研究を紹介する。

    「略歴」
    平成3年3月 東京工業大学工学部高分子工学科卒業
    平成5年3月 同、大学院理工学研究科高分子工学専攻博士前期課程修了
    平成8年3月 同、大学院理工学研究科高分子工学専攻博士後期課程修了
    平成8年4月 日本石油株式会社(現・新日本石油株式会社)入社。
    平成12年7月 東京農工大学大学院生物システム応用科学研究科・助手
    平成13年4月 東京農工大学工学部有機材料化学科・助手
    平成17年4月 東京農工大学工学部化学システム工学科・特任助教授
    平成18年4月 東京工業大学精密工学研究所・助教授
     


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    講演2:『環境調和型エンジニアリングプラスチックの開発』
     
      講師: 北陸先端科学技術大学院大学マテリアルサイエンス研究科機能科学専攻 助教授
              
    金子 達雄 氏
     
    「講演要旨」
      環境適応型材料として”ポストポリ乳酸”の必要性が高まる昨今、耐久性と分解性との両立が求められている。リグニンは芳香環濃度の高いバイオベース高分子としてその利用が研究されているが、材料化には難加工性の壁が大きく立ちはだかっている。そこで、リグニン前駆体である桂皮酸類をファイトモノマーとして重合することで得られる芳香族ポリエステルを作製した。その結果、エンプラ並みの力学物性と耐熱性を持つ液晶性樹脂を作製できた。この樹脂は土中で環境分解性を示すため、環境循環型のエンプラとして利用可能と考えられる。

    「略歴」
    1997年3月 東京工業大学大学院理工学研究科博士後期課程高分子工学専攻 中途退学
    1997年4月 北海道大学 助手 大学院理学研究科生物科学専攻
    2001年7月 鹿児島大学 助手 工学部応用化学工学科
    2002年4月 鹿児島大学 助手 大学院理工学研究科ナノ構造先端材料工学専攻 (重点化のため)
    2004年4月 大阪大学  助手 大学院工学研究科応用化学専攻
    2006年5月 北陸先端科学技術大学院大学マテリアルサイエンス研究科機能科学専攻 助教授

    「受賞」
    1998年3月 日本化学会第81春季年会「講演奨励賞」
    2003年10月 積水化学自然に学ぶ ものづくり研究助成プログラム「奨励賞」
    2006年10月 積水化学自然に学ぶ ものづくり研究助成プログラム「奨励賞」(2回目)学位取得
    1998年5月 博士(工学)(東京工業大学 工博)(指導教官:渡辺順次 教授) 


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    講演2:『淡水性光合成微生物ラン藻Aphanothece sacrumからの新規多糖類の抽出と構造・物性』
     
      講師: 北陸先端科学技術大学院大学マテリアルサイエンス研究科NEDO 研究員
              
    金子 麻衣子

    「略歴」
    平成6年3月 日本女子大学家政学部卒業
    平成8年3月 同、研究科博士前期課程被服学専攻修了
    平成17年9月 鹿児島大学大学院理工学研究科博士後期課程生命物質システム専攻中退
    平成8年4月 東京大学工学部応用化学科 技術補佐員
    平成17年10月 国立大学法人大阪大学薬学研究科 特任研究員
    平成18年4月 北陸先端科学技術大学院大学マテリアルサイエンス研究科NEDO 研究員



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2006年12月25日 最終更新

新規事業研究会
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